「…シャルナーク…。」 キルア「マジかよ!」 シャルナーク「だよね♪」 クラピカ「考え直せ!そいつは蜘蛛なんだぞ!?」 クラピカ、やはり旅団には相当恨みがあるようだ。 それでもシャルナークにはこたえない。 シャルナーク「愛に身分(?)なんて関係ないのさ。じゃ行こっか。」 「う…うん…。」 クロロ「シャル…。」 シャルナーク「何?団長?」 しかしクロロは何も言わずに、ただシャルナークの眼を見つめるだけだった。 俗に言うアイコンタクトという奴ですね。 シャルナークも何も言わずにただ笑みを形作るだけだった。 そして2人は去っていった。 シャルナーク(わかってるよ…。でもね…。) シャルナーク「…ところで、選ばれなかった者はどうなるの?」 管理人「それはね、旅団女性陣特製手作り弁当を食べ…」 シャルナーク「ごめんっ!オレ急用が…。」 シャルナークが思い出すのは、以前旅団女性陣の料理でとても苦しい思いをしたこと。(CDより) 管理人「せっかく作ってくれたのに!…ってその隙にキルア逃げるな!」 キルア「ちっ。」 そのときクラピカはまだシャルナークとが去った方向を呆然と見ていた。
場面は変わってシャルナーク&サイド。 お弁当を開けてのシャルナークの第一声は歓喜の声。 シャルナーク「うわ〜。卵焼きにたこさんウインナ、おにぎりにうさちゃんリンゴ。どれもおいしそう〜v」 「お口に合うかわかんないけど…。」 シャルナーク「どれどれ…。」 そう言いシャルナークはお弁当を食べ始めた。 は緊張した面持ちでそれを見ていた。 「ど…どうかな…?」 シャルナーク「すごい美味しいよvv」 それと同時にシャルナークはニコニコと満面の笑顔を称えた。 は美味しいと言ってくれた喜びと、シャルナークの笑顔により思わず頬を染めた。 それは男たちを魅了するにふさわしい可愛さ。 ほら、目の前にいる人も無意識に口元を押さえていますよ。 押さえていないと顔が緩むんでしょうね。 シャルナーク(かわいい…。) 「どうしたの?」 気がつくとはシャルナークを見ていた。 しかも身長の差のためかそれは無意識に上目づかいになっていた。 さらにシャルナークの鼓動が速まる。 シャルナーク(うわっ…うわわ、) ぎゅうっ…………。 (!!!) シャルナークは衝動的にを抱きしめていた。 「シャ…シャル?」 この場合あわてているのはシャルナークの方。 はドキドキしながらもしだいにシャルナークの温かさでゆったりとした気分になった。 そして、自分を抱きしめるシャルナークにおとなしくその身を預けるようになった。 一方シャルナークは…。 シャルナーク(いい香り…じゃなくてオレのプランは!?あぁう…どうしてこういうときに行動に移せないんだ!) せっかく脳内でシミュレーションをしていたにもかかわらず、何も出来ない自分を悔やんでいた。 シャルナーク(…およめさん決定♪…までのプランは!?あ…柔らかい…。) はっきりいってシャルナークは混乱していた。 このままじゃ心臓が爆発してしまうかも、なんて考えたりもした。 しかしその考えはふとした瞬間に一掃された。 シャルナーク(…あれ?) 「スー……スー……zzzz………。」 気がつけばはシャルナークにその身を預けたまま眠っていた。 シャルナークは少しの間ドキドキしていた。 しかし寝顔を見ていたらその余りにもゆったりした顔に自らの心もやがて落ち着いてきた。 シャルナーク「無防備な…他の奴だったら襲われるよ…。」 心の中で「特に団長」と付け足してシャルナークはやんわりと笑みを作った。 そのあと顔を近づけ眠っているのひたいに軽く口付けを落とした。 そしてさらに微笑んだ。 はそれに気づかず気持ちよさそうに寝息を立てていた。 シャルナーク(おやすみ…オレの大切な人…。)
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あとがき
シャルナーク編完了!
シャルナーク「オレこういう性格だっけ…?」
いいではないの。みんなの前では「愛に身分なんて関係ない」なんて言えても、いざというときには何も出来ない男v
好きな人が絡むとどんなシミュレーションをしていても上手く出来ない男v
キルアみたいな攻めにしたかったけれどそれでは似るからこちらにしてみました♪
シャルナーク「へぇ…。そんなの鎖野郎でやってよ。」
えぇ。(この時点で)クラピカ編考えてないですもん。
クラピカ「考えろ!大体なんで旅団を先に書いているんだ!」