キルア｢だよな〜。さぁ行こうぜ。｣

キルアは早速の手を取った。

それを恨めしそうに見る3人。

クラピカ｢を傷つけたらキルアだろうと容赦しないぞ…。｣

シャルナーク｢ていうか殺っちゃうかも…。｣

クロロはその後ろで2人の言動に同意するようにキルアを見ていた。

キルア｢…上等だぜ。｣

キルアは殺気を一瞬はなった後、すぐさまそれを消し(プロの仕事!)、

再びの手を取り、去っていった。

シャルナーク｢…ところで、選ばれなかった者はどうなるの?｣

管理人｢それはね、旅団女性陣特製手作り弁当を食べ…｣

シャルナーク｢ごめんっ!オレ急用が…。｣

シャルナークが思い出すのは、以前旅団女性陣の料理でとても苦しい思いをしたこと。（CDより）

管理人｢せっかく作ってくれたのに!…ってその隙に団長逃げないで!｣

クロロ｢ちっ。｣

そのときクラピカはまだキルアとが去った方向を呆然と見ていた。

場面は変わりキルア&サイド。

キルア｢すっげーうまそう!!｣

｢そう?｣

キルアはの手作り弁当を見てこれ以上はないという位の喜びを感じていた。

キルアが犬ならばきっとちぎれんばかりに尻尾が振られていることだろう。

キルア｢いっただきまーす!｣

はぐはぐむしゃむしゃ

キルアが夢中になって食べる様をは少し緊張した面持ちで見ていた。

そしてキルアが食べている間を見てはお弁当の味を問うた。

｢…おいしい?｣

キルア｢おぉ!すんごいうまい!!｣

｢そっか。よかった。｣

うまいと聞いた瞬間はぱぁっと笑顔になった。

それを見てキルアは弁当を食べる手を止めた。

キルア｢かわいい…。｣

キルアはの笑顔に魅了されていた。

花のような笑顔。それは誰もがときめくもの。

｢ん?キルアどうしたの?｣

はキルアが突然弁当を食べる手を止めたのを見て、不思議そうに尋ねた。

まだドキドキしているがとりあえずキルアの作戦開始!

｢?…何を?｣

キルア｢がオレを選ぶことを。｣

その刹那、の心臓が跳ね上がった。

はキルアの真剣な表情に鼓動が速くなるのを感じ、それと同時に戸惑いを覚えた。

しかしキルアはその後すぐに元の表情に戻して、傍目にはからかいと思われる言葉を発した。

キルア｢だってはオレのものだし〜♪｣　

キルア｢オレの誕生パーティのとき〜。｣　

誕生日パーティのとき(ドリーム：キルアの誕生パーティwith me後編参照)　

確かにキルアはに｢誕生日プレゼントはオマエな。｣　と言った。

おそらくそれを引きずっているのだろう。　

｢あれは誕生日だから仕方なく!｣　

はしまったと思い、しばらくうつむいていたが、　

｢好き…だよ………。｣　

そういったあとキルアは天使のようにきれいな、悪魔のように意地悪な笑顔を見せた。　

そのあとも｢ならやっぱりオレのもの｣と言い出すキルアに

はずっと文句を言い続けるのだった。

---END---